猫ちゃんのAIDSについて考える

ペットシッターのお仕事をする上で避けて通れないのが猫AIDSを含めて感染症の問題です。年に一度行われる動物取扱責任者の講習会に於いても大きく取り上げられています。
私は猫ちゃんのAIDSに対する世間の認識には納得がいかず、ブログに取り上げていいのか悩みに悩みましたが、記事にすることを決心しました。
私の主治医は猫ちゃんのエイズ検査には反対の意見をお持ちです。なぜならたとえ陽性であっても、差別以外人に与える影響は0ですし、自宅で他の動物との共存も普通の生活をしていれば心配ないのですから。問題は差別と偏見を産む間違った認識です。
悲しいかなエイズによって一番つらい思いをするのは罹ってしまった猫ちゃん当人で、いわれのない差別でいじめられたり、最終的には病気以外が原因で死に至らされてしまったりすることもあります。
小学生の子供が片目の潰れた野良猫ちゃんをみて「エイズだ!エイズだ!」と叫びながら泥をぶつけている光景を見ました。子供たちにも猫ちゃんにも何の罪もないのですが、やり場のない悲しみと怒りがこみ上げました。

写真の猫ちゃんの一人はエイズの陽性が判明していますが、全く問題なく飼い主様にあふれんばかりの愛情を受けてもう一人の子と仲良く過ごしています。

最後に私が尊敬している経験豊かな獣医師が言った言葉です。
「これまでエイズを発症して病気になった子を見たことがない」
とても難しい一言です。
皆様はどううけとめますか?

1つの不安要素があればこそより徹底した防御策を見直す事が、平和な日常を営む上でとても大切だと思う今日この頃です。

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