節分の季節になると決まって大昔に読んだ絵本「泣いた赤鬼」を思い出してしまいます。
『どうしても人間と仲良くなりたかった赤鬼くんは試行錯誤を凝らしてみますが、人間は怖がって少しも仲良くなることなどできませんでした。赤鬼くんは青鬼くんに相談しました。すると青鬼くんは
”僕が人間の所へ行って大暴れするから、赤鬼君は僕を退治してくれ。”2人の計画は見事に成功しました。おかげで赤鬼くんは人間と仲良くなれたのですが、、、、青鬼くんは置手紙をして姿を消してしまいます。”僕とまた仲良くしたらまた人間は君を怖がってしまう。だから当分僕は姿を隠します”
赤鬼くんはポロポロ涙を流して泣きました。』
とっても簡単に紹介させて頂きましたが、この物語は何十年たっても心の中に響いています。
逝ってしまった息子のアオにも心優しい子になってほしいと願いを込めて青鬼アオ君から命名しました。
恐ろしい事件が連日ニュースに流れる今日。
退治すべきは誰の心にも住み着く「鬼」だとしんみり考えてしまいます。
節分に寄せて👹