猫と鼠

今年もあと一か月を切りました。
月並みな言葉を毎年言いながら、だんだん切なくなってくる今日この頃。
たくさんの出会いがありました。悲しいお別れも今年は特に多かったような気がします。
このお仕事を長く続けていけばいくほどお別れもまた増えていくのは当然の事かもしれないけれど
逃げ出したいくらい辛い時も正直あります。

今年の締めくくりに選んだのは地域猫のプーちゃんのお話。
プーちゃんとの馴れ初めはこのブログの「残酷な命日」に書かせて頂きました。
今年で8歳になるプーちゃんは地域猫としてみんなに可愛がられ、でも必ず我が家にご飯を食べに来てくれます。
そんなある日、プーちゃんの異変に気がついて言葉を失いました。
後ろ足は完全に浮いた状態で、前足もどうにか地面についてはいるものの歩くのも、いや立っているのも辛そうでした。怪我はしておらず、触ってても痛がらず、、、
恐ろしい病気が頭をよぎりました。
ベランダに作ったプーちゃんの寝床に倒れこむように入るとそのままじっと動かなくなってしまいました。
一晩考えて何とか病院に連れて行こうと窓を開けると、そこにはプーの姿はなく、その代わりまるで漫画のような鼠のバラバラになった残骸があったんです!
もう、何が何だか理由が分からずぷーちゃんを探したのですがみつからず。
翌日ひょっこり現れたプーちゃんは、少し足は引きずっているもののいるものいつものプーちゃんでした。
嬉しいやら唖然とするやら。
これはあくまでも推測ですし、不自由な体でどうやって獲物を捕らえたか分かりませんが、プーちゃんの身体に必要な物を鼠が与えてくれたのではないだろうかと。

今ではすっかり元気になってたまにご飯のお礼に鼠を持ってくるのは勘弁ねがいたいものですが、元気気ままに生きています。
自然界にはまだまだ人間が知らないことがたくさんたくさんあるんだと。
それはもしかしたらタブーなんじゃないかと。
猫と鼠、猫と人間、人間と鼠。年末に考えるには時間が足りませんが大きな問題提起をされた出来事でした。

地域猫 猫 ペットシッター新宿デコ 

プーちゃん長生きしてね!!

ねずみ ペットシッター新宿デコ 猫と鼠

ネズミくん!そんなとこ居たらプーちゃんに食べられちゃうよ!!

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