ペットセイバー士の資格を取得して

今年は例年より早い桜の開花を迎えて、春の訪れを喜ぶ季節となりましたが、
去年の3月21日。みぞれまじりの雨が降る中私の胸の中で逝ってしまった大切な息子を思い出さずにはいられません。

突然、息も絶え絶えになったアオを目を見開いたまま私は呆然として見つめていたのをなんとなく覚えています。完全に息をしなくなった瞬間、心臓マッサージを試みましたがその時、色々な雑念が頭の中に浮かんでは消え浮かんでは消え。ろっ骨を折ってしまったらどうしよう、蘇生してもまたいつもの生活ができるだろうか、このまま逝かせてあげた方が、この子にとってはいいのだろうか。
おそらくそんなに長い時間ではあかったかもしれませんが、、、すーと消えるようにアオが逝ってしまいました。

重い重い十字架を背負いながらむしゃらに頑張ってきたこの一年。
そんな時ふと思いだしたのが「ペットセイバー」です。
ずいぶん昔、民間資格ではあるけれども動物看護の受講に際に講師から聞いた言葉でした。

古傷をえぐられるのを覚悟して4時間余りの受講に臨みました。
心臓マッサージの実演ではやはり零れ落ちる涙を止めることが出来ませんでした。
そして最後に講師の先生に思い切って質問を
「どのくらいの時間やり続ければいいのか。心臓マッサージをするにあたって、リスクはなのか。蘇生した時の後遺症は?」
帰ってきた先生の答えは
「病院に到着するまでやり続けなさい」
それで十分でした。余計な事を考えずに生き返る事だけ願ってやり続ける事、それ以外に答えはないはずでした。
そのためには私自身もっと強くならなければいけない。
そう思い直させてくれた大切な大切な時間でした。

ペットセイバー ペットシッター ペットの救急救命士

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