ガッシャン!
ある梅雨の晴れ間。
まだ夜が明けたばかりの住宅街。
わずかに響いた音と共に野良猫ちびちゃんは野良生活に、終止符を打ちました。
東日本大震災の年に野良猫のお母さんから生まれたちびちゃんでしたが、お母さんと地域の人たちに見守られて元気に暮らしていました。やがてお母さんもいなくなりずいぶんちびちゃんも年を取りました夏の過酷な暑さ、冬の厳しい寒さ、飢えと渇きに立ち向かって生きていくには年を取りすぎたようです。そんな時ちびちゃんを長い間見守ってきたボランティアのIさんが、なんとか捕獲して自分で飼いたいと、捕獲を試みたのですが、ちびちゃんの身体能力は想像以上でした。
背水の陣を敷いて依頼したのが、猫探偵の塩谷さん。
前日から何度もシュミレーションをして仕掛けたお手製のトラップでみごと捕獲する事が出来ました。塩谷さん、Iさんそしてちびちゃん。本当にお疲れ様でした。
ちびちゃん。優しいIさんの愛情をいっぱいに受けてもっともっと長生きしてね。
塩谷さんにはたくさんお話をお伺いしたかったのですが、何せお忙しい方です。また機会がありましたら、コロナがひと段落したら是非ともゆっくりお話出来たら嬉しいです。